望郷と放浪―虚構のフルサトを追い続けた“多面体”の才能のゆくえ。
目次
第1部 「物語」を超えて―起源の探求とアイデンティティー(「日本人ならざるもの」の誕生―うつろなるフルサトを求めて
『田園の憂鬱』論―自己探求の中の“隠された公式” ほか)
第2部 デザインされる「心」自己存在をめぐって(画家の目をした詩人の肖像―表象と現前のはざまで
「或る男の話」論―高等物置の秘密 ほか)
第3部 詩・小説・批評―ジャンル論の実践(「自我」の明暗―初期小説と「詩情」
「旅びと」論―紀行と小説 ほか)
第4部 異郷への旅―「日本人」であることの不安(「女誡扇綺譚」と台南―世外民たちの横顔
『南方紀行』論―歴史と物語のあいだ ほか)
付録
著者紹介
河野 龍也 (コウノ タツヤ)
1976年、埼玉県入間郡大井町(現ふじみ野市)生れ。2007年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2009年、「佐藤春夫研究」にて博士(文学)学位取得(東京大学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学助教を経て、2010年より実践女子大学。現在、文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)