変わらず美しい日本の四季と人の心の動きを、やさしい言葉で楽しく解説。お姉さんのサダ子さんと弟のイエ太くんに、和歌の疑問を説明する形で進行。まるで友達とおしゃべりしているような雰囲気で、おもしろく読むことができます。小学校上級~。
目次
秋の田のかりほの庵…天智天皇
春すぎて夏来にけらし…持統天皇
あしひきの山鳥の尾の…柿本人麻呂
田子の浦にうち出でてみれば…山部赤人
奥山に紅葉ふみわけ…猿丸大夫
かささぎのわたせる橋に…中納言家持
天の原ふりさけ見れば…安倍仲麻呂
わが庵は都のたつみ…喜撰法師
花の色はうつりにけりな…小野小町
これやこの行くも帰るも…蝉丸〔ほか〕
著者紹介
田辺 聖子 (タナベ セイコ)
1928年大阪府生まれ。47年樟蔭女専国文科卒業。64年「感傷旅行」で芥川賞受賞。以後吉川英治文学賞、菊池寛賞、読売文学賞、泉鏡花賞など、数々の文学賞を受賞。2000年文化功労者、2008年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)